チャビーパパ日記「おこると寿命がちぢむ」(2025/5/22)

教育・学び

昨日の夜、仕事から帰宅すると、娘がタブレットで動画を見ていました。
「宿題は終わったの?」と聞くと、「まだやってない」との返事。
つい私もイラッとして、「早くやりなさい!」ときつめの口調で言ってしまいました。
娘はしぶしぶと宿題を始めたものの、私は「最近、怒らないとやらないな…」とモヤモヤ。

夕食後、ちょっとした用事で娘と車に出かけたとき、
娘がぽつりと「パパ、最近いつも怒ってばっかり」と言ってきました。

「だって、怒らないと宿題も勉強もしないじゃない」と私。
「だって〜…」と娘が口をとがらせるので、
「怒られないと勉強できない人〜?」と聞くと、
「は〜い!」と元気よく挙手。
あまりの返しに“ぬかにくぎだな…”と苦笑しつつ、ここは方向転換。

私は今度は優しい口調で伝えました。
「本当はパパ、怒りたくないんだよ。でもね、怒らないとやらないから仕方なく怒ってる。
でもね、怒りすぎると寿命が縮まって、早く死んじゃうかもしれないんだよ。」

すると娘は少し驚いた様子で、
「えっ、本当に?知らなかった…怒りすぎると死んじゃうの?」
「うん、体にも心にもよくないんだよ」
「そっか…パパ、ごめんなさい」
「大丈夫。じゃあ、明日からちゃんと自分でやってね」
「わかった!!」

…と、相変わらず明るい返事。やっぱり“ぬかくぎ”かな、と思いつつ話は終わりました。

ところがその翌日。
夜、仕事から帰って「ただいま〜」と声をかけると、
娘が満面の笑みで駆け寄ってきて、「宿題全部やったよ!これ見て〜!」とノートを広げて見せてくれました。
どうやら宿題だけでなく、自主的に勉強もやっていたようです。

「今日の分、全部終わった?」と確認すると、
「うん!完璧!」
「すごいね。自分で全部やったのはえらいよ。じゃあ、今夜は自由時間だね」
「やったー!」

昨日の会話をちゃんと覚えて、自分で動いてくれた。
“自分の行動が誰かにどう影響を与えるか”を少し理解できたのかもしれません。

怒ればその場は動く。でも、それだけじゃ本当の意味での「自分で考えて行動する力」は育たない。
やっぱり、子どもと気持ちを通わせることが大切なんですね。
改めて、”親の役目は、正すことではなく、気づかせることだ”と学びました。

教育って本当に難しい。
でも、だからこそ、私自身が一番、娘に育てられているのかもしれません。

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