今日、娘が国語の文章問題を解いていると、私にこんな質問が飛んできました。
「パパ、“ぜに”ってなあに?」
「それはお金のことだよ」
「じゃあ“おさかやさん”は?」
「“酒屋さん”のこと。お酒を売るお店のことだね」
すると娘は「“おさけやさん”じゃなくて“おさかやさん”って言うんだ~」と感心した様子。
考えてみれば、普段の生活で「銭」や「酒屋」という言葉はほとんど使いません。買い物もスーパーばかりなので、「八百屋」という言葉すら、子どもにはなじみがないのかもしれません。
時代の変化とともに消えていく言葉もあれば、世代を超えて残していきたい言葉もある。娘の素朴な疑問は、そんなことを考えるきっかけになりました。
子どもが言葉を学ぶのは読書の時間が大きいといいます。けれど、もしかしたら親が忘れかけていた言葉を、子どもとのやり取りの中で思い出すこともあるのかもしれません。
まずは娘と一緒に、本を手に取ってみよう。そんな気持ちになった出来事でした。
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