PTA役員を1年やって感じたこと(2026/4/25)

教育・学び

今日は、いつもとちょっと違いますが、1年間やったPTA役員の感想を書きたいと思います。

昨年度、PTA役員をやっていました。
今は今年度の方へ引き継ぎをしているところです。そこで聞こえてきたのが、

「今年は本当にボランティアが集まらない」

という声でした。

最初は、みんな忙しいからかなと思いました。
もちろん、それもあると思います。

少子化で子どもの数が減り、保護者の数も減っています。
住宅費や物価も上がり、共働きの家庭も多くなっています。
さらに、学校との打ち合わせは平日昼間が中心です。
働いている保護者にとっては、なかなか参加しづらいのが現実です。

でも、PTAをやってみて感じたのは、問題はそれだけではないということです。

PTAは学校の中だけで完結していません。
地域の会合、安全維持の活動、防災関係、市や警察との連携など、いろいろな活動につながっています。

もちろん、地域の安全や防災は大切です。
しかし、昔から続いている仕組みの中に、今の保護者がそのまま入っていくのは、かなり大変です。

長年の慣例で続いている活動。
誰が何のためにやっているのか、少し分かりにくい役割。

そう考えると、PTAが限界なのではなく、
PTAにいろいろ背負わせてきた地域の仕組みが限界なのかもしれない、
と思うようになりました。

ただ、PTAを否定したいわけではありません。

PTAをやると、学校の先生方と話す機会が増えます。
他の役員の方とも親しくなれます。
地域で子どもを見守っている方々の存在も見えてきます。

そして、学校や地域の方々と話す機会が増え、少しずつ「顔の見える関係」になっていきます。

これは、子どもにとって意外と大きいことだと思います。

子どもは学校だけで生活しているわけではありません。
登下校もあります。
放課後もあります。
地域の公園もあります。

その中で、親が学校や地域とつながっていることは、子どもの安心にもつながります。
少し大げさに言えば、娘の地域内での安全保障なのだと思います。

PTAには、確かに負担があります。
でも、見えにくい価値もあります。

だからこそ、これから必要なのは、PTAをただ続けることでも、なくすことでもなく、今の家庭に合う形に変えることだと思います。

本当に必要な活動は何か。
保護者が担うべき活動は何か。
地域や行政の活動をPTAに背負わせすぎていないか。

そこを見直さないと、続くものも続かなくなってしまいます。

PTAが限界なのではない。
PTAにいろいろ背負わせてきた地域の仕組みが、今の時代に合わなくなってきている。

そして同時に、PTAには、子どもを地域の中で守るための大切な価値もある。

そんなことを、引き継ぎをしながら考えました。

またPTA役員をやる機会があれば、できるところから少しずつ変えていければと思います。
長く続いてきた習慣を変えるのは簡単ではありません。
特に、非営利の活動では、誰かが強く命令して変えるというより、関係者の理解を少しずつ得ながら進める必要があります。

いろいろと思うところはありますが、まずは一旦、肩の荷を下ろしましょう。

PTA役員の皆さん、1年間お疲れさまでした。

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