今日の娘は、どうも気分が乗らなかったようです。
仕事の休み時間に電話をかけて話をしてみると、
「嫌なことを思い出して、勉強ができない!」
と言い始めました。
そこで私は、
「怒らないから、本当のことを言ってみて。今日は、勉強をしたくない気持ちもあるんじゃないの?」
と聞いてみました。
すると娘は、小さな声で、
「そうです」
と答えました。
「分かった。今日は自由にしていいよ。その代わり、スケジュールには今日何をしたのか書いておいてね」
と伝えると、
「分かった」
と返事をしてくれました。
仕事を終えて家に帰ると、娘が、
「おかえり〜!」
と走って玄関まで迎えに来てくれました。
少し落ち着いてから、娘と今日のことを話しました。
何をして過ごしていたのかを聞き、その内容をスケジュール表にも書いてもらいました。
そのあと、私は静かに話しました。
「家では、自分の気持ちに素直になっていいんだよ。今は勉強したくないなら、『したくない』と言っていいんだよ」
「その代わり、どうしたら勉強できる気持ちになるのかを、自分でも少し考えてみてね」
娘は、
「はい」
と返事をしました。
続けて、
「じゃあ、明日は勉強する?」
と聞いてみると、
「分からない」
とのこと。
「それじゃあ、このままずっと勉強しなくてもいい?」
と聞くと、
「それはダメ」
と、今度は笑顔で答えてくれました。
これまで娘は、「勉強したくない」と言ったら怒られると思っていたのかもしれません。
だから、そのままの気持ちを言えず、自分でも納得できる理由を探しているうちに、余計にイライラしていたのかもしれません。
もちろん、嫌なことを思い出した気持ち自体も、本当なのだと思います。
ただ、その中に「今日は勉強したくない」という気持ちもあった。
今日は、それを素直に言葉にすることができました。
本当に大切なのは、
「今、勉強したくないと思っている自分がいる」
という気持ちを、まず自分で受け止めることなのだと思います。
そのうえで、
「では、どうしたら少し取り組めるだろう」
と前向きに考えていく。
自分の気持ちを素直に認めることは、実は大人でも難しいことです。
でも、子どものころから少しずつ練習していけば、いつか自分の気持ちを整理するときに役立つのかもしれません。
今日は勉強できませんでした。
それでも、娘が自分の本当の気持ちに少し向き合えたことは、よかったと思います。



コメント